大宮記念 Ｇ３ 前検日（本田）

　　大宮競輪は記念のタイトルに記載されているように61年の歴史がありますが、僕の競輪歴は22年で記者歴は14年。始めた時は「怪物」滝沢正光や「鬼脚」井上茂徳がまだまだ健在で大宮記念でも連日◎が躍っていた頃。山田裕仁の完全Ｖや海田和裕の連続Ｖもありました。制度が変わり４日制になってからは地元太田真一や平原康多をはじめ関東勢のＶが目立つように。果たして今年は？
＿今開催はＧＰ出場３人を含むＳ級Ｓ班５人とタレント揃い。その中シリーズリーダーは２年連続１億円を稼いだ平原。地元戦とあれば当然主役。
＿その平原は初日１１Ｒに登場。「元日は休んだが、２日からここに向けて始動した。練習はばっちし」ならば、初日から平原を狙う。②⑨＝③から。

熊本記念 Ｇ３ ２日目 （渡辺）

　いよいよここが正念場の準決を迎えた。
まずは準決Ｃ（８Ｒ）。２日間頭を取れていない鈴木謙だが本人は「デキ自体は凄くいい。展開さえ向いていれば２日間１着でもおかしくないくらいですよ。また自信を持って臨みたい」と１着権利の準決Ｃでも色気を見せる。
　準決Ｂ（９Ｒ）は関東勢の並びが注目されたが、司令塔の稲村成を中心に３人で長いこと奥の方で相談。その結果として導かれた並び。関東作戦に注目。ただ調子ひと息に見える海老根恵も桐山敬の番手を得て顔に明るさはあった。
　１０Ｒの準決Ａでは、最初に大熊正は吉田敏の番手を主張。戸辺裕との競り合いかと思われた。しかし吉田が大熊に『少しでもラインの味方をしてもらいたい』と言うことで３番手に付く様に頼んだ経緯があった。それを踏まえ、吉田の出方に注目だ。
　１１Ｒの準決Ａは武田豊がレース後に「海老根君に捲られてもしょうがないと言う気持ちで、積極策は考えていた。結果として突っ張りになったが自分で残れると言う感触がありながらレースを進められていたので無理はしていない」と余裕の表情を見せていた。再度、信頼してもいい感触だ。