平塚記念 G3 （渡辺）

　勝ち上がりを意識して落車や失格が出る激しい熱戦が繰り広げられた。さらに準決に入ると激戦に拍車がかかるだろう。
　８R　注目は地元３人の動向。「思ったよりも調子が良くないのかも」と桐山敬。「脚を戻す意味でも自分が一番前で後ろの二人に勝ってもらうようにしたい。特に高木さんが３番手なので自分が残るとかを考えずに思いっきり駆けます」。
　９R　紫原政は「二日目は井上君に任せた結果だからしょうがない。佐世保記念で差してしまったことがあったからかな（笑）。でもここは井上君が昨日の分も奮起してくれるはず」。
　１０R　「初日は半信半疑の体調だった」と神山雄。「でも今日（２日目）はいつもの自分の体という感触があったし、だいぶ戻ってきました」と手応えを掴んで思わず神様（神山）スマイルが出た。
　１１R　４回転を駆使する山崎芳に付ける印象を伏見俊に聞いてみた。「知らない間に前がどんどんカカっていくので道中はいつも付いていくだけで精一杯なんですよ。抜ける抜けないは山崎君の体調次第。自分から抜きに行ったことはないはず。明日（準決）も結果はどうかな…。ただ、自分の調子は間違いなくいいです」。
　

平塚記念初日 Ｇ３ （真島）

　初日を迎えた平塚記念は天候にも恵まれてたくさんの人が訪れました。前半戦は堅く収まっていたレースも後半戦にはいると次第に荒れ始めて高配当が続出。波乱のスタートとなりました。初日に動きの良かった選手を挙げていきたいと思います。
　まずは１次予選。地元戦で気合が入る柴田功一郎は坂木田雄の番手のレース。ホームから坂木田が仕掛けるとその踏み出しに切れてしまう。再度バックから追い上げを決めて番手を奪取。粘る坂木田を直線でキッチリと差し切って頭。気の入ったレースを見せてくれた。
　次は初日特選レースから一人挙げたい。１０Rでは会心の捲りを放ち押し切った石橋慎太郎。武田もいい位置から仕掛けているがこれを力でねじ伏せる。井上昌がこの捲りを追っていくがこれをキッチリと振り切った。末の粘りも十分で実に軽快な動きだ。