佐世保記念 Ｇ３ ３日目（真島）

　開設５７周年佐世保記念競輪もいよいよ佳境を迎えファイナル９名の椅子を巡って激しい戦いが繰り広げられました。連日天候には恵まれほぼベストのコンディションの中での戦いですが、海から吹き付ける風がバンクを走る選手を苦しめているようです。その中で力を出し切って決勝に進んだ選手の動きを見ていきたいと思います。
 ８Ｒ・準決Ｃは１着のみが勝ち上がる厳しいレース。それを見事クリアしたのは愛知の吉田敏洋。前受けから車を下げて、ホームが緩んでいると見るやすかさずカマシを打ち快勝。竹田ー金田と続いてラインで連を独占。動きのいいところを見せつけた。
　９Ｒ・準決Ｂは２着までが決勝戦に進める。ここには地元で決勝進出に期待がかかる井上昌己が登場だ。工藤政と中団を取り合いとなり一時は内に詰まりそうになる。バックから工藤を捨てた兵藤、柴崎俊の番手から佐々木昭がそれぞれ捲り上げ大混戦。被りそうになったが、そこをこじ開けて捲っていったのが井上昌己だった。かなり強引なタイミングで仕掛けたせいか、末が今一で最後は小野俊に差されたが車の進みは悪くはなかった。
　１０Ｒからは準決Ａで３着までが決勝の権利が取れる。先行は安東宏高。中団を佐藤友和と石橋慎太郎で取り合い。ホームで石橋をキメて中団を取った佐藤が捲って決着。器用な一面を見せてくれた。車のスピードもいいし今回は好調だ。
　１１Ｒは九州の２段駆けを平原康多がイン粘りで分断策にでる。粘られた菅原晃は外に浮き九州作戦は失敗に終わる。もつれたところを石丸寛之がバック捲る。石丸本来の力ならひと捲りの展開だったが、進みは今一。不発の菅原を捨てて内を踏み込んできた紫原政文が突き抜けて頭。初日もそうであったが実に鋭い伸びを見せた。

佐世保記念 G3 ２日目（真島）

　開設５７周年佐世保記念は本日大会２日目。優秀「佐世保バーガー賞」をメインに二次予選競走が行われました。朝はみぞれ交じりの雨となりましたが天候はすぐに回復。依然、気温は低くく海から吹く風は走る選手を苦しめているようでした。今回いい動きをしているのは優秀レースを制した佐藤友和だ。九州作戦でインを斬られてしまい車を引かされたがすかざす捲り返していく。すると菅原晃の番手にはまり込む。最後は自ら踏み込み頭。積極的に動いていったのが好結果をもたらした。気持ちと脚がしっかりと連動している感じで今シリーズの動きは好調だ。