佐世保記念 G3 初日（真島）

　開設５７周年佐世保記念が本日開催初日。海から吹き付ける寒く強い風がバンクを重く感じさせ先行選手をかなり苦しめたようです。買いづらい決着が多かったような気がします（実際高配当が多かった）。さて、ここでは初日の選手の動きを挙げていきたいと思います。
　まずは予選５Rに出走した牛山貴広はイン斬りの上を叩いて先頭に立つ。カマしてきた高比良をキッチリと併せきって最終主導権。しかし、思ったよりも４角から直線に入ると失速。最後はバタバタであった。「強い」という印象は受けない。
　選抜からは７Rに出走した小川勇介。叩いて前に出るが竹田和幸に一気にカマされてしまいそれを追う形に。追いつくかと思われたがその差はなかなか縮まらず。結局、追いつくので一杯であった。本人はレース後に「道中脚を使わされてしまった。さらにギヤを下げてしまってた分、追いつくので一杯」と話していたが、勝負どころで流していたのも事実。脚もレース勘もまだ完全とまではとても言える状態ではない。
　最後は特選１１Rに出走した紫原政文。井上昌己の捲りに乗り当所の短い直線で完璧に差し切る。まさに以前の立川記念を見ているようだった。今回のデキもよさそう。目標がキッチリと出切れれば１着になる脚があるし、またその自信もあるようだ。

佐世保記念 G3 前検（真島）

　明日から開設５７周記念競輪が長崎県の佐世保競輪場で始まります。心配の天気も今シリーズ中は問題なさそうで、ベストのコンディションで熱戦が繰り広げられそうです。注目の初日特選の主力選手の状態を聞いてみました。
　９Rは唯一SS級の佐藤友和。「小倉競輪祭が終わった後に競走訓練で競輪学校に行ってきました。自転車に乗れたには乗れたのですが自分の好きな練習はできなくて・・・」と話す。あまり今回は自分の仕上がりには自信がなさそうな様子。
　１０Rからは平原康多。「練習自体はしっかりとやってきたので心配はありません」と調整については問題ないことを強調した。番手は兵藤一也がマーク。SS級両者で組む関東ラインは実に強力だ！
　１１Rは競輪祭優勝でまさに勢いある地元の井上昌己が登場する。「今回はここに参加する地元の選手同士で沖縄に行ってきました。５泊での合宿でしたがしっかりと乗り込めました。感じ自体は走って見てからになるけど、悪くはないんじゃないかな」と手応えはある様子だった。