取手 F1 初日（本田）

　レース数が増えてチャンスも増した。しかし仕事量も増え、以前よりも疲れも増した。これで車券が当たれば疲れは吹き飛ぶんだろうけど…。

　今シリーズ注目したいのは芦沢大輔と篠原龍馬。芦沢（９０期・茨城）は「今年から追込み屋になります」とマーク屋宣言。「だからもう自力ではうごきません」とキッパリ。初日は乾準一の番手を中井護から簡単に奪い、逃げ粘る乾をきっちり差し切り地元戦白星発進。準決でも通用する脚をみせつけた。
　篠原（８９期・高知）は「練習できたし調子もいい。ただ寒いのは苦手。取手は他より寒いって聞いているので…」。初日はいつも通り果敢に逃げるも「風」と「寒さ」の影響でか直線で失速。明日からの巻き返しに期待してみましょう。篠原は１０レースの②番車、芦沢は１２レースの④番車で出走します。穴で狙ってみても面白そうです。

　今日は荒れに荒れまくった一日。優勝候補の海老根恵太も押上げ失格で姿を消した。明日はどんな一日になるんだろう、ある意味楽しみだ。
　


　

　　

取手 Ｆ１ 前検日（本田）

　あけましておめでとうございます。今日の開催からＦ１、Ｆ２共に１２レース制となりました。その為チャンスはひとつ（ふたつ）増えましたが、取材する選手の数も増え１０８人に。更に今日は記者三人でこの数を捌かないといけないのであまり内容の濃い話は聞けませんでした。しかし、その少ない中でも気になった話をここでピックアップしたいと思います。


　まずオープニングレース（１レース）の①番車は格上位の古川孝行（84期・千葉）。「予選スタートは３層制（Ｓ級、Ａ級、Ｂ級）の時以来。今の制度になってからは初めてじゃないかな。明日（初日）？　何でもやって勝ちにこだわりますよ」。スピードの違いを見せつけよう。
　Ｓ級でも戦っていた加賀美智史（87期・山梨）もまさかの予選（２レース）スタート。「一ヶ月くらい前から練習しはじめた。まだまだだろうが、徐々には良くなると思う」と再起を誓う。対してあっせんが止まっていた地元の松永将（89期・茨城）も１７７日振りの競走復帰。「気になるのはレース勘だけ」とこちらも復活を目指す。加賀美は①番車、松永は⑥番車で出走します。
　６レースの永沢剛（91期・青森）は前回花月園で落車。「その時自転車を壊しちゃって・・・。今回持ってきた自転車はしっくりこないんですよね」と本命にしたものの不安あり。

　７レースの中川司（65期・静岡）は「二人（荒沢貴史、菊谷信一）の先行争いには参戦できないが、こっそり何かしますよ(笑)」と不敵な笑みを浮かべる。それだけに中川の①アタマから買ってみたい。
　デビュー期にＳ級の点数にあと一歩（Ａ級競走得点上位200人がＳ級に昇級も201位）だった井上雄三（88期・埼玉）。その後はそのショックもあり伸び悩んだが今日から晴れてＳ級に昇級。「このメンバー（Ｓ級）で捲りはでないでしょう。だから行くだけ行く。ひたすら頑張るだけですよ」と思い切ったレースをしていきそうだ。ただ気になるのは12月丸々休んでいた事。「自分の結婚式などあって配分を欠場しただけ」と競走からは遠ざかっていたが私生活は充実。家族のためにも１円でも多く稼がないといけないはず。３日間注目してみたい。ちなみに明日は８レースの⑥番車で出走します。
　地元の平石浩之（87期・茨城）は「前々だけど気持ちは番手戦。でも誰が逃げるかわからない（自在型３車）ので最終的には好位へ」。今年は位置取り勝負で大暴れする。対して「僕は自在タイプ。それはＳ級でも同じ。だから先行、捲り、イン粘りと何でもやっていく」とは初めてＳ級に上がった朝倉佳弘（90期・東京）。共に自分のスタイルでアピールしていく。明日は平石が９レースの①番車、朝倉が③番車で出走します。
　自ら「練習は十分できているし、調子もよくなっている」と話してくれた伊藤健詞（68期・石川）。明日（11レース）は同県の坂上樹大マークから一発もありそうだ。②番車で出走します。

　メイン（12レース）からは競走得点トップの中村淳（69期・栃木）を取り上げたい。明日、関東の機動型は小林大介と岡田征陽の二人がいる。そして地元の戸辺裕将は小林の番手を選択。「地元の戸辺君の後ろにいきたいんだけど、同級生だし。でも岡田君をひとりにすることもできない。だから戸辺君には悪いけど岡田君へ」と決断。その岡田とは前回の別府、準決勝と決勝でマーク（準決勝はワンツー）。「準決は捲ってくれて差しました。決勝も捲りに回ったけど不発」との事。「でも征陽は強かった。（脚）できてるよ」と太鼓判を押すほどのべたほめ。明日は岡田④ー中村③の一発④＝③を狙ってみても面白そうだ。