取手 Ｆ１ 二日目（本田）

　今日の朝、スポーツ新聞の競輪面に目をやると静岡競輪で昨日９レースが不成立。静岡競輪の車券を買っていない僕にとってその記事は何も心には届かない。でも今日の前半（Ａ級３班戦・チャレンジ）レースに目を向けると「やっぱりな」と思ってしまった。デビューした93期生が初日全て大敗、半年デビューが先の92期生が皆１着か２着で経験の差をみせつけた。だからって敗れた93期生も４着や５着の人は今日の準決勝なるレースに出走させられ再度92期生との対戦が待っている。
　この制度になってまだ数日しかたっていないが、わかった事がいくつかある。ひとつは簡単には９連勝してＡ級２班に昇班できない。なぜなら半年毎に新人がデビューし、そのメンバー構成の中で３班戦とはいえ完全優勝するのは難しい。それを３回続けるのは更に難しい。次に思ったのはこのメンバー構成で勝ち星を増やせる新人（93期生）はたぶん強い。なぜなら負けても大敗さえしなければ準決勝に進んでしまい、再度力ある半年先輩（今なら92期生）と対戦しまた敗れるから。こんなんじゃ勝ちは拾えない。次に思った事は競走得点70点をベテランが簡単には確保できない。たたでさえ以前の新人リーグみたいなスピード競走になっているのだから脚のないマーク屋はぷちんぷちん離れてしまうはず。
　でももしかしたら、１班２班戦より面白いかもしれない。次の取手開催は21日からのＦ２戦。暮れの立川グランプリシリーズでＡ級優勝した柴田洋輔（92期・東京）も３班戦に出場します。ぜひ次回も青競片手に競輪場までお越しください。

　さて明日は最終日、決勝戦が行われます。まず９レースのＡ級決勝の並びは篠原忍⑨ー樋浦幹彦①ー清水孝志⑥ー浜野修⑤の関東ライン、永沢剛③ー中野良②ー三橋忍⑦の北日本ラインも中田健二⑧が「永沢君の番手」と競りにいく。そして「切れ目から」の西川倫生④。やはり注目は篠原と永沢の91期同期対決。初日特選では永沢の逃げを捲れなかった篠原。それだけに明日は篠原が逃げていく流れか。なので番手回る樋浦①と捲り上げる永沢③との表裏①＝③が面白そうだ。
　12レースのＳ級決勝の並びは乾準一⑧ー中井護④ー伊藤健詞②の中近ライン、岡田征陽③ー新井秀明⑦の埼京コンビ、小林大介①ー中村淳⑤の北関東コンビ、そして「流れみて好位」の渡辺秀明⑨と「位置はきめない」と話す椿佳友⑥。やはり逃げるのは乾だろうが巧さでは小林、今の勢いは岡田と、どこもかしこも気になる。なら渡辺⑨の自在戦を狙ってみたい。首尾よく椿⑥が続くなら⑨⑥で好配当。あとは⑨から手広く狙います。