西武園競輪 F２ 前検日＆「チャリLOTO」 （本田）

　西武園担当を外れてから約２年。それ以来の西武園競輪なので何故か新鮮に感じる。ここでは今日前検日に聞いてきた話をピックアップして掲載していきますが、僕の頭の中は平塚競輪の記念レースで一杯。というよりキャリーオーバー中の「チャリLOTO」、そちらが大いに気になるところだ。まずはそちらの予想をしていきたいと思います。

　まずは平塚競輪５レース。予選レースのメインだけあって地元の松坂洋平①が中心。ここはマイペース先行が望めそうで僕は①を狙う。
　６レースは何でも出来る三宅達也⑨が変幻自在に立ち回ってアタマ取りとみる。
　７レースは混戦模様。ならば「地の利」ある地元の吉川誠②を狙ってみたい。
　８レースは桐山敬太郎⑦のほぼ先行１車。大ギヤ生かして逃げ切りだろう。
　９レースは佐藤友和⑤のひと捲りとみた。前回の一宮記念では軽快な動きを見せていたので。でもマークの伏見俊昭①が巧追して交わすケースもありそうなので⑤と①のダブル。
　１０レースはふるダビ弥彦で好回転だった井上昌己①で大丈夫だろう。
　１１レースは今シリーズのリーダーである山崎芳仁⑤。今年に入ってから２２戦１０勝、逃げても捲っても強いだけにここは信頼したい。
　この予想を参考に「チャリLOTO」を購入し、車券は西武園競輪場の方で購入してみてください。

　では西武園競輪の方にうつってまいりましょう。
　まずは２レースの武田憲祐（９３期・神奈川）はデビューしてから１勝しかしていない。「地脚が課題。逃げても粘れないんです」と悩む。「でも西武園バンクは逃げ有利なんで、ここは逃げて結果を出したい」。
　５レースにはチャレンジレースの優勝候補筆頭の伊藤亮が登場。マークは地元の荻原善一（４８期・埼玉）。「彼には（６場所前の）静岡初日にマークした。その時は捲りだったんだけど、しっかり続いて２着」とニッコリ。「明日（初日）は何とか巧くやらせますよ。俺が競られないように。そしてワンツー決めます」と力強く結んだ。この伊藤⑨－荻原①の地元ワンツー⑨①に期待してみたい。
　６レースは岡崎泰郎の先行１車。番手を回る斉藤光洋（８０期・静岡）は「でも岡崎君につけるといつも１着を取らしてもらっている。僕にとっては相性いいんですよ」と競り込まれる事よりも、岡崎と一緒のレースという事に喜びを感じているようだ。
　７レース、一番バック数が多いのは相原進（６５期・静岡）。「（バック数が）ついちゃっているだけ。僕は何も変わっていませんよ。いつも通り自力、自在に」と先行屋を否定した。
　８レースからは地元の彼末智広（６４期・埼玉）。「今回は１４年前のフレームを持ってきました。６月にはあっせんが止まるんで、今回試しにね」。
　９レースは地元ラインが本線。越川一寿にマークする中村邦夫（６０期・埼玉）は「前々回の立川初日に彼に付けた。その時は別線に粘られちゃったが、番手は死守した。でも直線で脚が一杯になっちゃってね…」。結果はワンスリー（当然中村が３着）。「今度こそ番手を守ってワンツー決めます」。
　１０レースは石塚孝幸（８９期・神奈川）と秋葉大輔との２分戦。石塚は「結構（秋葉とは）戦っているんですよ。前回の花月園でもやったし」と戦い飽きた様子。「でも僕の方がいつも先着しているんです。だからここも自信持って」。マークは同県の永山英司（７８期・神奈川）。「その花月園（石塚と秋葉が対戦した）の時、石塚君が逃げてくれて僕は１着。今度も頼むよ」と再度のワンツーを狙う。
　１１レースの早川成矢（７８期・埼玉）は初日マークする青柳禎に「４周逃げますよ」とひと言。それは大げさにしても、思い切って逃げる構えだ。ただ別線の木村元信（８１期・青森）も「２分戦だし、逃げた方が有利。僕が逃げます」とこちらも引かない様子。叩き合いは必至で、浮き駒の南関両者（山下貴之②、山中祥吾⑨）に展開は向く？
　１２レースには山口雅弘（７０期・北海道）が登場。前回の地元戦は①で勝ち上がり、通算勝ち数２９９勝で迎えた決勝戦は惜しくも２着。「地元で（３００勝を）決めたかったが仕方がない。でも３００勝はあくまで通過点なので意識はしていない」と話す一方「早く決めないと（実況の）綿貫さんに『山口はあと１勝でメモリアルの３００勝です』と三日間言われ続けるだろうし、初日に決めたいですね」とも話す。「大分調子は良くなってきた」と言うだけに三日間狙ってみたい。

　あくまで僕の明日の勝負は「チャリLOTO」。一発で大逆転を狙います。