函館記念競輪 Ｇ３ 前検日（本田）

　今日函館朝市に行くと手島慶介や藤原憲征などの上越勢や、福間力や平原輝弥の神奈川勢と遭遇。記者や関係者達だけではなく、選手も「函館」は楽しみにしている競輪場のひとつのようだ。明日からの熱戦に乞うご期待。

　まずは３レースの河野通孝（８８期・茨城）。通算勝ち星は９９勝で、あとひとつ勝つと節目の１００勝に到達。「前回（川崎初日中止）の抽選で１着だったんですよ。だから僕のなかではもう１００勝達成しているんです（笑）。まあ、今回決められるように頑張ってみます」。
　同レースの岡野順一（６１期・岡山）は気合の入っている表情で検車場に登場。「来期はＡ級なんです」の前置きを前提に「だから練習では自力中心でやっているんです。ギヤも色々試してね。練習では（上がり）１１秒前半のタイムが出ているしデキはまずまずいいんです。もつれる展開なら捲りも出してみます」と成績以上に調子はいいようだ。
　６レースの萩原操（５１期・三重）と倉野隆太郎は初連係。「でも倉野君のアマチュア時代にいつも一緒に練習してたんです。だから信頼して」。
　７レースの坂本勉（５７期・青森）は「気持ちはいつも前回り」と話すものの「明日（初日）は高谷君に任せるよ」。絆が固いふたり、ワンツーに期待したい。
　９レースに出走の中川誠一郎（８５期・熊本）は最近捲り一辺倒。「着が安定するというのもあるけど、先行よりも捲りの方が僕の脚質にあっているようなんで。だから初日も先行にこだわらず自分のタイミングで」。続くのはマーカーの藤野光吉（７５期・佐賀）。「去年のふるダビ函館で彼に続いてワンツーでした。今回も７番手捲りだと苦しいが、しっかり付いていきたいです」と再現を目論む。
　１０レースは海老根恵太（８６期・千葉）と石毛克幸（８４期・千葉）の千葉コンビが気になる。「中４日、中３日と配分が続いていて正直疲れがある。でも函館は相性いいんで」と海老根。マークは石毛。「海老根君とはこれで三度目。以前ワンツーを決めた事もあるし、相性はいいんですよ」。
　１１レースは坂本健太郎（８６期・福岡）が黒馬（ダークホース）存在。「矢口（啓一郎）さんと飯野（祐太）君との三分戦だけど、２人とも後ろ（矢口には神山雄一郎、飯野には有坂直樹）が重たそうでやり合うんじゃないのかな。俺は絶対にやり合いません。脚溜めての捲り一発に賭けます」。この坂本が穴で面白そう。坂本⑧－香川雄介③でひと捲りの⑧③本線に、神山②と有坂①の番手前残りの⑧②、⑧①を。

　気温が低く寒い函館、レースぐらいは熱気ある走りでファンを魅了して欲しいです。