函館記念競輪 Ｇ３ ３日目（本田）

　田舎のタクシーでは連絡に使う無線を携帯電話代わりに使用しているケースもよくある。４月に行った弥彦のタクシーでは、会社からの無線で「昼飯は食べた？　」とか「今日の夜暇？　」などの呼びかけがタクシー内に響き渡る。
　今回東京から函館空港に降り立ち、タクシーに乗った時「ヨニンボックスハ？　」の無線がタクシー内に届いた。のほほんと乗車していた僕には「４人ボックスは？　」と聞こえた。よく各地でタクシーに乗車すると車券好きな運転手さんに出会う。たぶんその類のもので、「４人ボックスは３連単なら２４通り」と心の中でつぶやいていたが、運転手は「○○通りの交差点付近」と無線で会社に連絡。「ヨニンボックス」という店であったようだ。勘違い。


　さて明日はいよいよ最終日、当然メインは１１レースの決勝戦である。並びは金沢竜二⑥－有坂直樹①－手島慶介③、海老根恵太②－石毛克幸⑤、坂本健太郎⑧－渡辺十夢⑦、佐々木則幸④－前田拓也⑨での戦い。金沢は「記念の決勝は初めて。このメンバーなら先行しないとね」と逃げる構え。マークの有坂は「（準決勝で）脚使っちゃったよ。金沢に頑張ってもらうだけ」。今日海老根にお世話になっている手島は北の３番手へ。「ぴぴっときたんでね。決勝は金沢君ラインの３番手」。相変わらず「脚は重い」と話すのは海老根。続く石毛は「準決はとりあえず『３着まで』と思って踏んだ。明日（決勝）は黙って（海老根に）ついていくだけ」。もめにもめた西日本勢だが、坂本は「（同期の）海老根の後ろが回れるなら行こうと思ったけど、（石毛がいるなら）自力ですね。記念の決勝は初めてだけど、行けるタイミングでいくだけ」とリーチ一発ツモを狙う。マークは渡辺。「西日本のみんなにチャンスがあるようにするためには、僕が坂本君にいって二つのラインにした方がいいでしょう」との理由で坂本の番手を主張。これで佐々木が「西日本で坂本にいくのがスジだけど、競ってはＶのチャンスがなくなる。前田さんもついてくれるんで、割り切って自力勝負」。前田も「前回（宮杯）よりは上積みがあるし、仕上がっています」と悪い状態ではないようだ。

　今日は最終レースで石毛克幸の⑨全全で勝負して、見事車券をゲット。なので明日の決勝戦も石毛⑤から買ってみます。