取手競輪 Ｆ１ 前検日(本田）

　　明日からいよいよ取手競輪が開催。前検日で聞いてきた話をピックアップしたいと思います。

　まずは４レースの高森圭介（８３期・栃木）は落車明けで叩き２走目。「前回は思ったより戦えたし、２日間自力で動けていました。だから大丈夫でしょう」と状態に不安はない。「今期は公傷扱いだし、明日付いてくれる人がいれば自力で何でもやっていく」ときっぱり。
　６レースの大塚英伸（８２期・静岡）は最近バック回数が増えた。「以前は逃げる事が好きじゃなかったので…。でも最近は先行もイヤじゃなくなってきた」との理由らしい。来期は嬉しい初のＳ級昇級。「この脚じゃ通用しないだろうし、今開催と次走（６／２０花月園）は先行を頭にいれての自力勝負をしていきます」。脚を作るなら三日間逃げていくケースもある。
　１０レースの山賀雅仁（８７期・千葉）は４回転を巧く操っている。「あとは捲りに構えたときの車間のきりかただけ、それを覚えれば」と自信たっぷり。「逃げても４回転はペースが落ちないから逃げ粘れるし、どっち（先行でも捲り）でも戦える」と終始笑顔で話す。
　１２レースは松岡健介（８７期・兵庫）が好調だ。前回は７番手からひと捲りでＶ。「その時は（川島）聖隆さんが１１秒６で逃げて、中団から山賀（雅仁）君が１１秒３の捲り、それに乗る形で捲ったらいいタイムがでたね」。その勢いで明日は本命に抜擢。「取手は相性いいバンクのひとつ。函館、高知、そして取手。この三つは本当に好きなんですよ」と更に好材料。明日は④番車と車番は落ちるが、狙ってみても面白そうだ。