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突き抜ける様な青空にギラつく太陽、競輪場の裏はすぐ海。そして汗びっしょりで競輪場に集まってくる選手達(笑)。これほど夏らしいシチュエーションがある競輪場は他にはないかもしれない。ぞくぞくと集合してくる選手も普段はスーツ姿が当たり前となっているが、さすがにこの暑さの中では、ラフな格好での参加も目立つ。 比較的、早い時間に到着していたのは4Rの佐藤幸、杉山悠の同門コンビ。佐藤が「初の記念だから、悔いを残さず思い切りアピールしたい」と初々しいコメントを発し取材の幕を開けた。 続いて関東の人間にはなじみが薄いが、こちらも記念初出走の山中貴(2R)。「ダッシュはそこそこ自信があると思います。ここに向けてやれる事はやってきたので、まずは力を出し切るだけ」。後ろには地元の石山直が付くだけに早めに仕掛けたいところ。 地元といえば、忘れてはならないのが、大ベテランの佐古雅(4R)だ。到着し開口一番「(目標は)誰がおる?」 と言い、記者の「篠原君がいます」との返答を聞くとにんまりと「よっしゃ、いいね」と気合が入る。 さらに、こちらも絶好の目標を得たのは5Rに出走する地元の増田鉄。「前走の前にたっぷり練習してここに向け準備してきた。増成さんの走り方はよく知っているので、しっかり付いて結果を出したいね」。 前半戦は上位陣を脅かしそうなコメントを出す選手がいる一方で、その上位陣では弱気なコメントをする選手も見受けられた。6Rの菅田和は「前走前に肩にケガをしてしまって…。状態は良くない」。9Rの村上義も「競走が詰まってホンマ疲れている。老体にムチを打ってやっと走っています」と気迫で走る選手だけに気掛かりなところ。その9Rの合志正も「まだまだ肋骨骨折が完治していないから、どうかな」。 選手の好不調を見極めるためにも、いつも以上にこれらの選手には初日を注目して臨みたい。