大宮競輪 Ｆ１ 前検日（本田）

　山崎芳仁のＶで終わった共同通信社杯。そこから日も経っていないですが、早くも大宮競輪が開催。儲かった競輪ファンはいいですが、僕みたいに負け組には…。厳しい３日間が待っています。

　まずは４Ｒの小林昭二（５３期・新潟）。「昨日（２１日）急な追加をもらった。でも練習は軽くしかやってなかったし、今回は番組にも恵まれたからいい追加となりそうです」。明日は同県の佐藤政利を目標にでき、一着も可能な番組だ。
　５Ｒの高橋謙太郎（８４期・岩手）は３場所連続して欠場。「３場所前の静岡の初日落車で肘を痛めてしまって。その影響で２場所連続して休みました。でもその肘痛も治ったし、今回は大丈夫」。大宮競輪のバンクレコードを持っているのはこの人、展開次第では一発も可能だ。
　７Ｒの朝秀忠（６８期・茨城）は前回観音寺記念から中１７日。「直後は強めに練習したけど、直前は全く何も。というより共同通信社杯の誘導をやりながら疲れを取っていました」と体調は万全。後は同県の後輩である橋本紀彰がきっちりレースをするだけだ。
　８Ｒの渡辺優（５７期・静岡）が同県の柏木伸介を目標に得た。「たぶん初めて、でも彼は練習ではバカ強。期待しています」。ただこのレースは佐藤亙や浦山一栄と曲者自力屋が揃った。「みているファンや記者さん達は楽しいだろうが、やる人間はたまったもんじゃない。もっと軽いメンバーにしてくれればいいのにな～」と嘆く。
　地元の女屋文伸（８３期・埼玉）がＳ級予選のメーン（９Ｒ）を務める。「最近は良くもなく悪くもなく。でもここに向けてしっかり練習はしてきましたよ」と表情は明るい。しかしここ４場所、初日は全て３着。「２着までしか上（準決）に進めないからちょっとつまらない。今回は何としても２まで入って上に進みます」と地元戦で普段以上の力を出しそうだ。
　１１Ｒは地元の森田進が橋爪亮という好目標を得た。しかし大名マークとはいかないようで、高橋雅之（９０期・千葉）が「ラインの神奈川勢（川崎健次－藤田和彦）の後ろにはいきません。先行の番手か自在に」と話す。でもたまに「地元には競り込めない」という選手がいるが「僕は大丈夫。競りにいけます。ただ橋爪君の番手といってしまうと地元の森田さんに悪いし、展開によっては（番手競りに）いけない事もある。だから先行の番手か自在と濁したんです」と本人はもう「番手勝負」と決めているようだ。ならばこのレースは波乱となりそう。