前橋記念 Ｇ３ 前検日（本田）

　明日からいよいよ前橋記念が開催。ＳＳ組は競輪祭に向けてのステップレース的存在。意外と伏兵のＶもありそうだ。

　１Ｒの大森慶一（８８期・北海道）は前回７８８と大敗。「全て展開、組み立て失敗です。でも体調的には問題ないし、後手にならない様に組み立てられれば」と一発を目論む。
　２Ｒの石井秀治（８６期・千葉）は捲りの決まり手が多い。「ただ無理して逃げなくなっただけ。展開次第では逃げるけど、やはり展開。捲りに回れる時は素直に捲りに構えます」。逃げ有利の当バンクでこの組み立てはいかが？
　３Ｒの市川健太（８２期・東京）は「僕のラインの３番手に鷹木（官玄）君が付いてくれるのは心強い。２車と３車では全然違いますからね」。３対３対３のきれいな三分戦、一気に逃げていく事もある。
　４Ｒの篠塚光一（９０期・兵庫）は「前橋は初めて。先輩からはこのバンクは難しいと言われているし心配」と不安をのぞかせた。対して同期の塚本和宏（９０期・栃木）は「来期はＡ級なんです。だから脚を作る意味でもここは先行したい」とこちらはやる気満々。
　５Ｒの地元宮内善光（８８期・群馬）は前回松戸を途中欠場。「新型インフルエンザになってしまって。でも２日間タミフル飲んで治ったし、直前は４日間練習できた。大丈夫」と体調には問題なし。「今回の目標？　初日きっちり決める事。それができれば目標達成です」。
　６Ｒの小松剛之（７９期・宮城）は同県の竹山陵太を目標。「今まで４回くらい連係があるが、ほとんど確定板（３着以内）を外していない。心強い後輩です」と相性の良さを強調。ここは番手から抜け出し小松⑥の一発も。
　７Ｒの中村美千隆（８０期・兵庫）は「前回は追加での参戦で疲れもあり、失敗した。最終日は今回一緒の河野君に先行されて僕は不発。それも疲れがあったから」と前々回から中２日での参加で前回は失敗したようだ。その中村に逃げ勝った河野通孝（８８期・茨城）は「これからは追い込み屋になろうと思っています。でも前回は中村さんとの２分戦で逃げるか飛び付くか捲るかの３パターンだけ。流れで逃げただけです」。この中村、河野の「みちたか」対決は見ものだ。
　明日は中部ラインの３番手を回る服部竜二（７６期・愛知）だが「最近３．９２のギヤがマッチしている。ここは３番手だけど、巧くギヤを使いこなせれば」一発もありそうだ。８Ｒの②番車で登場します。
　ここからは特選レース。９Ｒの坂上忠克（７１期・石川）は「永井（清史）君マークは嬉しいけど、彼は３．９２のギヤで戦うとの事。僕もこのギヤを意識して、考えて走らないとね」。当日ギヤ変もありそうで、動向に注目したい。
　１０Ｒの岡部芳幸（６６期・福島）は世界戦帰り。「イギリスで（レースで）落車。肋骨を痛めたし、腕の擦過傷もちょっとね…。正直走ってみないと分からない」と笑顔みせるも、体調には疑問があるようだ。
　１１Ｒは木暮安由（９２期・群馬）に注目。「今まで稲村（成浩）さんとは５回連係してワンツーはない。今度こそワンツーを決めたい」ときっぱり。稲村も「木暮は仕上がっている」と話していただけにここは初めてのワンツーで勢いを付けたいところだ。