小倉競輪祭 G1 前検日（本田）

　年に一度の競輪祭といいたいですが、今年はこれで２回目。１月は山崎芳仁のＶで幕を閉じましたが、今回は果たして誰が？　４日後には結果がでます。

　まずは１Ｒの武井大介（８６期・千葉）。前々回の取手落車で「前回は体に痛みがあった。でもそれもなくなり、今回は大丈夫」。その前回は②と本調子でなくともＶ奪取。二度決勝に進んだ事ある相性いい競輪祭で大暴れだ。
　３Ｒの村本大輔（７７期・静岡）は「体調最悪。ファンには失礼だけど、ダメ」と前々回途中欠場、前回最終日落車と流れは今ひとつ。「でも直前は晴智（渡辺）さんと競輪学校で本格的な合宿を組んできた。上向けば」とやる気は失っていない。「初日は気心の知れた山賀（雅仁）君を信頼して」。初日予選クリアを目指す。
　５Ｒの坂上樹大（８０期・石川）は目下６連勝中。「Ｓ級での連勝は自力で動いていた時に６連勝がある。それ以来。今は追込みでの成績だから価値あるでしょ」と笑顔。１月の競輪祭では見事優出。「今回も連勝を伸ばして決勝に乗れれば」。夢にまでもみた「Ｓ級Ｓ班」にかなり近づく。
　メーンの１２Ｒは取手の共同通信社杯を完全Ｖで飾った山崎芳仁に人気集中。しかし木暮安由（９２期・群馬）が待ったをかける。「練習してきたし、手応えもある。このバンクは走りやすく好きなんです。明日の走り方？　お客さまがみてて面白いレースをします」。この木暮に全幅な信頼を置く神山雄一郎（６１期・栃木）は「彼とは今回で３度目。相性はいいし、僕の思ったように動いてくれる。自分に似たタイプだね」。王者も認める木暮の走り。現王者・山崎を破るのはこの関東コンビかもしれない。