寬仁親王牌 Ｇ１ 前検日（本田）

　いよいよ明日から前橋競輪場で寬仁親王牌が開催されます。先月行われた全プロ競輪、競技で好成績をおさめた新鋭達も出場と普段のＧ１とは少々違う顔ぶれに。４日間激戦が繰り広げられそうだ。

　オープニングレースの１Ｒ一番は小倉竜二。「なんで俺が１Ｒ一番車なんだろう？＿」と首を傾げた。「できはあまり良くなく、普通の状態。でも前を託すノリ（佐々木則幸）のデキがいいんで、俺も楽しみ」。
　４Ｒの武井大介は「自在」のコメントに執着する。「だってバック線を取ったりすると目標を与えられなくなるんだもん。自力屋だと思われて。それが嫌だから、ここは前々から自在に」。
　10Ｒの井上昌己は前回Ｆ１戦とはいえＶを飾った。「最近の中ではいいデキ。自力で１着も取れているしね。本当に上向き」なら、久々に存在感を示せそうだ。
　井上昌己が２００８年のＧＰ王者なら、昨年の王者は海老根恵太。今年は全くいいところがないが「ここに来る前に北海道の千歳で４泊５日の合宿をしてきた。武井大や山本健、加賀山辺りと。雨に降られて物足りなさを感じたが、涼しかったのでまあ良かった」とここに向けて一応仕上げたようだ。明日は11Ｒに登場。
　メーンの12Ｒ、日本競輪選手会理事長杯の並びは平原康多①－武田豊樹⑦－北津留翼⑥、村上義弘②－村上博幸⑤－加藤慎平⑨、新田祐大⑧－伏見俊昭③－成田和也④での戦い。ちなみに昨年の理事長杯は新田－山崎芳仁－伏見で二段駆けと思われていたが、結果は平原が逃げて、武田－神山雄一郎で番手捲りでワンツー。ならばここも新田の先行ではなく、平原の逃走。そして武田⑦－北津留⑥で番手捲りを再現だ。⑦⑥から②、③、⑤、⑨の３着を狙ってみます。

　この大会は新星が現れる事が多々ある。11Ｒに登場する96期の深谷知広にも当然注目したい。