伊東記念 前検日 （長谷川）

　グランプリ出場組が不在で誰にでもチャンスのあるシリーズ。
　渡辺晴智を筆頭に新田康仁、石橋慎太郎と揃った地元勢が一歩リードという感じか。
　初日のメインは特選３個レースだが、注目したいのは９レースに行われるレインボーファイナルのチャレンジ戦。今期の７月～９月の成績上位者９人というだけあって、それぞれが素晴らしい成績。友田雄介以外は皆先行選手で、「超」が付くほどの細切れ戦（２車ラインが３つと単騎の選手が３人）となった。
　中でも一番目立っていたのが黒川茂高（滋賀・９７期）だ。
　何が目立つってその体格。１８０を越える身長に分厚い胸板、色も黒い。公式発表の体重はなんと１００㎏オーバー。一般人なら３人がかりで挑んでも軽くひねりつぶされてしまうだろう。聞けば大学時代はレスリング一筋でものすごい選手だったとのこと。師匠の渡辺一貴も「スター性十分」と絶賛していたし、どんなパワフルな走りを見せてくれるか楽しみだ。