玉野記念 前検（伊）

　記念となると地元の選手は目一杯の仕上げをしてきますが、今回に関しては景気のいい話をする地元の選手は皆無。初日の特選では９Ｒの三宅達が「腰痛の中、無理矢理の練習」と言い、10Ｒの三宅伸は「この年で上積みなんてない。前の（佐々木）ノリ次第」と展開任せ。１Ｒで地元のトップを走る岩本純も「地元にいい流れを作りたい。でも調子は成績の通り」と果たして地元勢はどうなるのか。

松山記念 Ｇ３ ３日目（渡辺）

伊予の松山記念も、いよいよ最終日を迎える。
１１Ｒの決勝戦の前には、惜しくも４着で優出を逃した小川祐司－梶応弘樹の地元コンビが走る１０Ｒ。負け戦とはいえ、ここは踏ん張りどころ。どちらも１着を取りたいだろうが、６月に結婚披露宴を挙げる予定と言う梶応の為に、弟子の小川は先行は先行でも思い切って頑張るだろう。小川は「とにかく、また誰も出させない先行をします」とキッパリ。梶応の差し切り１着で決勝戦の資金を稼ぎたいな～。
そして決勝戦は、これまた粒ぞろいの好選手が揃った。どこからでも買えるが、優秀戦で小嶋敬二を引き出した浅井康太が、今度は番手回りとなるならば、小嶋が恩返しの引き出し役を買って出る？　孤独死やら何やらと切ない世の中だが、競輪には義理人情がたっぷり残っているはずと信じたい。浅井の優勝に期待だ。