オールスター競輪 Ｇ１ 初日（本田）

　ほぼ１着権利の一次予選は迫力ある戦いに。明日の２日目は今日登場しなかった選手が特別選抜予選とオリオン賞、計４個レースに出走して熱戦を繰り広げます。そのレースについて聞いてきた話を、ここではピックアップします。

　まずは明日の２日目８Ｒから。近畿ラインの３番手を固める前田拓也。前回の奈良でＶと完全復活を宣言した。「その後の練習でもいい感じでやれました。あとは結果を出すだけだし、Ｇ１の舞台で目立ちたい」。
９Ｒは地元の岡部芳幸に注目。特選だけに「３着まで上にいけるんでしょ？＿」と第一声も「１着しか（シャイニングスター賞に）進めないの？＿じゃあ厳しいね。でも友和（佐藤）には『俺地元だから、よろしく』と伝えておいたから。何とかしてくれるでしょう」。ならばＧ１制して勢いに乗る佐藤の捲りをきっちり差し切る⑤①が狙い目？
　10Ｒは諸橋愛を狙ってみたい。今年に入って好成績を連発。「自分でもこの成績には納得している」と話すぐらいだから好調なんであろう。「でもＶがここ３年くらいないんです。それがちょっとね。でも溜まっている分、今回辺りに出るかもよ」とＧ１初制覇を秘かに目論む。

オールスター競輪 Ｇ１ 前検日（本田）

　５日制でのんびりとした勝ち上がりだが、予選回りの選手はそうでもない。一次予選１０個レースのうち、二次予選に進めるのは１８人。よって１着と２着８人だけ。勝ち上がりは非常に厳しい一次予選をピックアップしたいです。

　まずは１Ｒの佐々木則幸。前回の宇都宮・全日本選抜では６６７９と大敗。「でも敗因は分かっているし、修正もできました。予選は１着権利みたいなものだし、捲り追込みで一発狙います」。
　２Ｒの池尻浩一は前回から中１８日。「検査などあり追加は全て断った。それで今回はベストの状態に仕上がりました。でもＧ１はベストでも勝てないところ。ワンチャンスを逃さずに突っ込みたいです」。
　３Ｒの合志正臣は近況苦戦続き。「でもこのバンクはＧ１獲ったところ。相性いいイメージしかないし、今回も狙いますよ」とビッグマウスも？
　４Ｒの北津留翼は「成績がいい時も悪い時も調子は変わらないんですよ。でも結果はまちまち。せっかくファンに選んでもらえたんだから、積極的に仕掛けて結果も残したいです」。
　５Ｒの中村一将は捲りの決まり手が増えた。「捲りに構えている訳ではないけど、カマシが捲りに取られるケースが多いんですよ。ここもカマしてレースを作っていきたい」。
　７Ｒの大西祐は「前回の欠場は左足首捻挫。直前にやってしまい、練習不足。だから今回は自分が勝つ仕掛けよりも、後ろに勝ってもらえる仕掛けで思い切って」。
　８Ｒの東口善朋は売り出し中の脇本雄太マーク。「初めての連係だけど、強いのは知っているし離れない事をまず考えて走ります。そして直線で１着勝負ができれば満足」。
　９Ｒの斉藤正剛は大垣バンクで練習するようになってから再ブレーク。「大垣で練習？＿こんな暑いのに大垣にいくバカいませんよ。北海道で涼しく練習してきました」。
　１０Ｒの金子貴志は深谷知広マーク。「深谷君には深谷君の走り方があるから、ヘタに注文は付けませんし、何もいいません」と全面信頼で一発を狙う。