富山記念 G3 初日（真島）

　本日は富山記念の初日です。北陸地方は先日、梅雨入りとなりました。今日は雲が多いものの時折日差しが差し暑いと感じるほどです。さらに、湿気が多いので不快指数はかなりのものでした。初日特選を中心に選手の動きを挙げていきたいと思います。
　まずは１０Rを捲りで快勝した小橋秀幸。石橋慎太郎と吉田敏洋で踏み合いとなり展開は有利となったがホームから仕掛けてバックで前団を確実に捉えた。スピードの乗りもよく、今の調子を表したレース内容となった。混戦となれば上位陣相手でも一発の期待が持てそうだ。
　次は１１Rで地元の小嶋敬二。鐘で強引に行けば行けたがペースが上がり躊躇してしまう。さらに緩んだホームでも仕掛けられず結局７番手。調子がいい時は強引にでも行くが、初日は前を見すぎて仕掛け処を逸する。地元で勝たなくてはいけないというプレッシャーもあったのだろうか？ちょっと残念な結果となってしまう。明日は力強い走りで巻き返しに期待したい。
　最後は石毛克幸。勝因としてはすんなり中団だったという事と外を被らずにすんだという二点だったが、小嶋の巻き返しをしっかりと把握し併せて捲る。番手の加倉が「あんなに簡単に捲られるとは思わなかった。石毛君はスピードが違っていた」と言うようにその捲りは実に鋭いものだった。優秀レースでも見せ場は確実に作りそう。

富山記念 Ｇ３ 前検（真島）

　本日は富山記念の前検となります。地元・小嶋敬二をはじめ実力者が揃いに揃ってとても激しいレースが繰り広げられそうです。注目の初日特選レースは９～１１の３個レース。まず、９Ｒは村上義弘の登場。前走の宮杯では追い込み屋張りの捌きを見せて、力強い所を見せていた。今回は競輪学校で４泊５日の訓練を受けての参戦。その分、練習量が少ないのが心配も調子自体は悪くなさそうで期待できそうだ。１０Ｒでは静岡コンビが暴れそうだ。前走の広島Ｆ１では完全Ｖを決めた石橋が絶好調。連日後方になるが好回転の捲りで他を寄せ付けない圧勝ぶり。正直、初日から目が離せない車だ。最終１１Ｒでは地元小嶋敬二の出陣。前走の熊本決勝では一旦押さえて出るも中途半端になってしまって内外をいかれて不発となってしまった。しかし、今回はそう簡単には負けられないところ。何と言ってもここは『地元』だからだ。「あまり（地元ということを）意識しないように走ります」と平常心で戦うことを誓う。しかし、この地への思い入れは誰よりも強い。ここでは負けは許されない。