取手競輪 Ｆ２ 前検日(本田）

　メジャー観戦で燃え尽きた僕。「今年は映画を３０作品観るぞ」と年頭にひそかに思い、ひと月４本ペースと中々な立ち回り。最近は「ライラの冒険」「クローバーフィールド」と観ましたが、パッとせず。唯一良かった作品は金城武の「Sweet Rain」。笑えて感動もある、解りやすいストーリー構成。元々邦画や観劇が好きな僕、「和」の方があっているみたい。明日から日本が生んだ「和」の競輪を取手で楽しんでみてはいかがですか？　皆様も。


　まずは３レースの須藤誠（９２期・千葉）。「自力だけど、作戦は考えていない。でも前は取りたくはないね」と後ろ攻めから押さえて主導権取りなのか？　「いや、捲りだと後ろ（鈴木太一）が離れちゃうでしょ、だから」と相変わらずビッグマウスは健在。
　最近は捲りを多用している加藤雅人（６９期・埼玉）。「捲りは好きなんでね」と意図的に捲りに回っているようだ。「でも基本は先行。ここもタイミング次第では逃げますよ」との事。先行すれば番手の平野秀行が恵まれる。明日は６レース、この埼玉コンビの走りに注目。
　前回の当所では優出を決めた金子幸郎（７５期・神奈川）。「あの時は捲りだったし、１着はとっていないので」とたいして気にしていない様子。「でも前回の千葉（９９５）は全て逃げました。それもジャンから。もう引けないし『いっちゃえ～』て感じにね。今回も相手（千葉尚也、瀬戸貴志）強いし、胸を借りるつもりで積極的に駆けます」。今度こそ逃げて結果を出すはず。明日は９レースの③番車で出走します。
　１０レースは小島寿昭の先行１車。栗田弘一（６０期・群馬）の動向が気になるところ。「松浦（督朗）君に任されたし自在に」とまずはコメント。ヨコ勝負をするのかタテ攻撃の捲りなのか、自在にも色々ある。「戦法は考えず、流れに応じて。調子が良ければ無意識に体が動くだろうし」と作戦は秘密。
　１１レースに登場の西川浩次（７１期・静岡）は２３日振りの競走参加。「斡旋がなかったんで。練習？　（競輪学校の受験を受ける）弟子と一緒に一生懸命練習をやったよ。正直オーバーワークなのが心配」と笑顔で話す。嬉しい悲鳴か。疲れさえなければ大駆けもありそう。
　１２レースのメインは柴田洋輔（９２期・東京）が登場。ファンもご存じの９２期のナンバーワンだ。前々回の千葉は①①③、前回の防府は①②①と完璧な成績。「でも中３日、中３日で今回なので疲れがあります。直前も雨などが降って練習できなかったし」と不安材料がいっぱい。シリーズリーダーの雲行きは怪しい。

川崎記念

　優秀レースは平原康マークを巡り神山雄と手島慶
で壮絶な競り合い。手島は確かに「番手も」のコメン
ともありましｔが、初手から競り込むなら選手紹介で
ハッキリと意思表示をしてもいいのでは…。あれで
は山崎芳のひと捲り展開ですよね。
　いよいよ準決勝。８Ｒには手島慶が出走。どの位置
を狙うのか今度はしっかりとアピールしてもらいたい
ものです。
　狙いは９Ｒ　木本賢が逃げそうですが、ごちゃつく流
れもある。神山雄よりも小倉竜のほうが俊敏とみて小
倉の絡みを買います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊藤