大宮記念初日(竹林)

正月にはほとんど見られなかった着物の女性が駅にも街にも。成人式だ。
氷川神社の参道にはいくつもの露店が並んだ。小さな腰掛に座って煙草をふかしている初老の男が四方から挨拶を受けている。元締めらしき男は鰐皮の靴とベルトを身につけていた。屋台「バナナチョコ」のなかで携帯電話を使っていた女性の言葉は日本語ではなかった。一見昔のままにも見える露天商の世界も様変わりしているのだろう。
大宮記念の初日、井上雄三は２着にきたし宿口陽一は逃げ切り。岸沢賢太も逃げ切りで新井秀明は鋭い１着、そして藤田竜矢も粘った。地元大活躍の流れを平原康多が締める！　自信満々に最終を買ったら平原だけ不発だった。うーん。「いいことばかりはありゃしない」と歌っていたのはキヨシローだったな。

大宮記念 Ｇ３ 前検（伊藤）

　地元勢は８人出場。そのなかで最年長は８６期２８才の吉田勇人と若手ばかりの配分。ヤングパワーで勢いに乗ってしまえば快進撃があるかも。　　去年は落車ばかりで最悪の１年となった吉田勇人は今年こそはの気持ちで大宮記念を迎えた。「本当に最悪の１年でした。その二の舞はごめんです。正月も休まずにスケジュールどおりの練習ができました。川崎とかは動ける自信がなくて自在のコメントも出しましたが、今は自信を持って自力といえます」と気合満々。マークする新井秀明は「大宮記念の配分が決まった時からここに向けて練習をやってきた。前走の取手よりも上積みは絶対にある」。８Ｒの地元二人に注目してみる。