松戸 Ｆ２ 初日(本田)

　普段は９時過ぎに家を出るので、とある駅の「当駅では７時ちょうどから９時ちょうどまで禁煙タイムとさせていただきます」の放送を聞いた事がなかった。今日はたまたま松戸競輪で話し合いがあった為、そのアナウンスを耳にしたが。
　以前話したように僕は愛煙家ではない為、この放送は気にならない。が、ふと「競輪場でも色々アナウンスしたほうがいいんじゃないか」と。「当競輪場では14時ちょうどから16時ちょうどまで車券タイムとさせていただきます」なんていうのは冗談だが、もうすこし競輪場毎で「差別化」してもいいと思う。どこの競輪場に行っても同じ様な施設で同じ様な雰囲気。僕が競輪を初めてみた20年前と何も変わっていない。なのだから客層も変わるわけがない。
　最近は「地方自治体」から「民間」に運営委託されている。なら競輪場毎に違った「色（カラー）」を出してもいいのでは？　と、考えていたら知らないうちに北松戸駅に着いていた。


　明日は準決勝。中でも気合いが入っているのは宿口陽一（91期・埼玉）。「ドン（スタート）からの競りは初めてだったので・・・」と初日特選を捲って制しても歯切れは悪い。「準決は持ち味の自力で。思い切って駆けますよ」とやっと笑顔もでた。明日は自分の与えられた仕事をして人気に応えてほしい。９レースの③番車で出走します。

松戸Ｆ２ 前検日（本田）

　明日から今年最後の（松戸競輪）開催が行われます。いい年を迎えられる様に今回は頑張ります。

　１レースの大畑裕貴（92期・埼玉）は「中10日も体調は崩さなかったし、練習もバッチリ」と不安はない。人気に応えてくれそうだ。
　２レースの斉藤直伸（81期・静岡）は１２４日間の欠場明け。「３週間くらい練習できた。その感じでは（競走得点）80点くらいのデキにはある。だから予選なら何とかなるはず」と口滑らか。まだ信用しきれない今が買い？　か。斉藤の⑥アタマから狙ってみたいです。
　３レースの小杉和人（59期・千葉）は「やる事をやるだけ」とひと言。そして「先行するだけだよ」と付け加えた。なら小杉が逃げて後ろを引き出す、橘慶一郎③の番手捲りだ。
　４レースの物部国治（76期・東京）は「先行主体」のコメントも「33なんで展開次第では番手戦も考えて」との事。なら逃げる橋本良③に物部②が飛び付く③＝②。
　７レースの川村洋（68期・東京）は「誰が逃げるか分かんないし、位置きめずにやる」とヤル気は十分。対して「位置きめず」の大薗克己（67期・茨城）は「気楽に。迷惑かけないように適当に走るよ」とヤル気は感じられない。車券の対象外だ。
　８レースの阿久津修（88期・栃木）は最近追い込みの決まり手ばかり。「今期は勉強の為、ヨコばっかりやっていたら『差し』の決まりが増えちゃって(笑)。でも戦法の幅が狭まっちゃうし、最近は先行含みに何でもやっているんです」。器用な立ち回りに期待したい。
　９レースの斉藤友幸（90期・静岡）は復帰３戦目。「復帰初戦と前回（復帰２戦目）はまだちょっとっていう感じだった」と振り返る。「でも今回はいいですよ。以前の調子にあるし、後ろ（後方）になっても大丈夫（１着に届く）な自信がある」とニヤリ。欠場する前は初日特選を何度も制したひと。復調しているなら選抜戦のここは負けない！　斉藤の③アタマから。

　メインの10レースには92期のナンバー１が登場。柴田洋輔（92期・東京）がその人だ。「前回は自転車のセッティングがうまくいかず・・・。あと前々回の落車の影響もあった」と前回のレインボーカップ、未勝利だったのは力負けではないという事を強調していた。「ここに来る前、陽一（宿口）さんの所属するグループと一緒に練習してきました。街道（練習）中心もしっかりもがけたし」と今回は調整バッチリ。「その時今回の松戸では連係しようなって話をしたので。まぁ、僕は前で駆けるだけだけど」。明日奥山雅士の分断がありそうだが「（柴田の）番手を回ります」と宿口陽一（91期・埼玉）がコメント。「ヨコとかの練習はしてないけど別線は嫌だし。山信田（学）さんが僕に任せてくれたし番手で頑張る」と未知の戦い方だが柴田との「絆」でカバーしそうだ。この試練を乗り越えれば、一皮むけて上（Ｓ級）でも活躍できる。頑張れ宿口！