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「つまんない」でも「つまらねえ」でもなく「つまんねえ」が正しく、雰囲気なのだ。
そのあまりの使い勝手のよさに「つまんねえ」はぼくにも感染してしまった。
つまんねえ野郎、つまんねえ役者、つまんねえ男、つまんねえ女、つまんねえ映画、つまんねえ試合、……つまんねえ選手、つまんねえレース。この「つまんねえ」に「ただの」の枕を付ける特別形容もある。つまり「ただのつまんねえ野郎」となり、一格上がる(下がる?)のだ。
つまんねえレースでも車券が当たれば笑顔だ、つまんねえ競輪記者だから。だけどやっぱり「いいドラマ」が観たい、競輪ファンだから。
松阪競輪A級準決勝に関谷は出走していた。
どうしても見たい選手がいる。ぼくの突然の旅程変更の提案に同伴者は訝しがったが、途中下車だからと説得し、渋い了承を得た。松阪駅から無料バスに乗り競輪場に着いて、関谷から車券を買ってレースを見て、すぐに帰った。帰りの無料バスが空いていたので関谷のレースは最終ではなかったのだろう。車券を払い戻した記憶もない。
二度目の松阪競輪場にいる。
今度はとんぼ帰りというわけにはいかぬ。