松戸国際 Ｆ１ 二日目 （本田）

　 今回は三人の外国人選手が参加しており、インタビューは通訳の人を介して行われています。時折ボディーランゲージも交えて。ただこれでは皆と同じ取材しかできない、いわゆる「すっぱぬき」もない。

　毎年国際競輪の取材にくると誰かは「駅前留学しとけば良かった」と思ってもいないのに冗談を言う記者がいるが、今年は「駅前留学」はご法度なのか、誰ひとり言わない。蛇足ですが僕が大学で学んだ第二外国語は中国語、これは全く役に立ってません。

　そんな？　国際競輪は最後の方に行われますが、まずはタネ銭を作る為には前座戦のＡ級戦をきっちり当てなくちゃ。
　３レースの吉川和広（67期・千葉）は「前々」のコメントも「初日に（飯島亮に）競られているんだよね。俺の地元なのにね」と、つぶやいていた。ならば関根大悟④ー飯島亮③の番手を吉川⑦がリベンジの競り込みだ。④＝⑦から。

　４レースの松永将（89期・茨城）は準決勝でイン粘り。「狙ってました」とニヤリ。結果競り負けたとはいえ、いいレースはした。「これからは何でもやりたいんで」との事。じゃあ明日は？　「敗者戦なので小細工せずに逃げていきたい」。ならば松永④ー佐藤昭彦③ー三木一⑤の先制でズブズブの③⑤を。

　８レースのＡ級決勝は中村敏之輔（91期・北海道）が気になる。「僕の後ろにつく梶原（亜湖）さんは200勝リーチなんですよね？　僕が逃げて勝ってくれればフレームくらいくれないかな（笑）」と話す。素直に梶原のＶに期待してもよさそうだ。

別府記念 G3 初日 （真島）

　 本日から開設５７周年記念『別府八湯ゆけむりカップ』が行われます。大会初日となる本日は梅雨の時期にも関わらず朝から快晴に恵まれて気温も上昇。まるで夏を思わせる陽気となりました。
さて、今回も初日にから動き軽快な車をピックアップしていきたいと思います。

　まずは予選で捲り快勝した田中雅史〔79期〕。前受けから車を引いて捲り展開となったが、踏み込むと車はスムーズに進む。逃げる小佐野文秀をあっという間に捉える。番手の白井一機は追走するだけで一杯。上がりタイムは１１．２と申し分ない。

　選抜戦からは地元の菅原晃〔85期〕の動きもいい。丸山啓の上昇に併せて上がり一瞬空いた内を突いて先頭に立つ。そこから自分のペースを作って先行し押し切り勝ち。末の粘りも上々で地元記念に向けてしっかりと調整してきた様子。

　初日特選では北津留翼〔90期〕が強い勝ち方をする。鐘を上昇する金成和を叩いていくが、すかさず巻き返してくる長塚智広を突っ張り切る。追走の小野俊之の追い込みを堪えて１着となった。脚を使ったにも関わらず踏みなおしはしっかりできており、今回は相当調子がいいようだ。