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明日から京王閣は6日間のロング開催。まずは初日を無難に当てて、最終日まで繋いでいきましょう。
まずは2レース。上村裕幸(55期・北海道)は前々期、前期と競走得点で70点に足らず。「だから今期が3期目(2期70点を割り込むとクビの対象になる)なので勝負駆けなんです。明日もひとつでも良い着とらないとダメ」と他の選手より貪欲に「着」を取りにいく。 3レースの橋口琢(90期・東京)は「同地区の大先輩(杉井英雄)が付くんで、言われた通りに走ります。逃げろと言われれば逃げるし、直線で緩めろーと言われれば、スピードを緩めるし。先輩の言いなりです」と話す。なら追走の杉井英雄(43期・東京)が何と思っているのかが気になる。「初めて付けるけど信頼してます。でも逃げてもらいますよ」と願う。だったら橋口⑤の先行で杉井②の一発だろう。 4レースからは二人。まずは勝亦浩一郎(65期・静岡)。前回は①①の勝ち上がりで決勝戦8着。「そこまでは良かったけど、そのあと下痢しちゃって。だから全然練習してないんだ」と成績よりは割り引きが必要。二人目は千葉尚也(86期・岩手)。「練習はしてるんだけどね…。でもダッシュがまだまだなんだよ」とまだ本調子には遠く、首をかしげる。二人ともデキは今ひとつか? 5レースからも二人。まずは森田康嗣(89期・北海道)。明日は同郷の高村敦が後ろに付く。「高村さんは師匠なんですよ。だから積極的にいかないと」ときっぱり。今までの連係実績を聞くと「前に連係した時はプレッシャーに負けてしまって失敗。今回もプレッシャーかかるけど頑張る」と燃えていた。そして二人目は菊池通晃(69期・静岡)。明日は同県の新人・鈴木英介を目標にする。「以前マークした時は、彼のスーパーダッシュに離れちゃった。本当に彼はダッシュいいんで、今度こそ離れないように」と気持ちを引き締めていた。 7レースからは二木茂則(82期・埼玉)。ムラな成績をしているが「良い着が取れている時は先行できている時。だから明日は逃げたい」。 9レースからは佐藤朋也(89期・秋田)。明日は地元コンビがマーク。「先行するだけ」と他地区の選手が付いてもやることは同じ。「取手(冬期移動の練習地)でしっかり練習してきたので大丈夫」と調整も巧くいった様子。 メインのS級特選からは地元選手をピックアップ。まず10レースは岡田征陽(85期・東京)。前回の奈良は未勝利に終わった。「風邪引いた直後だったので今ひとつのデキでした」と本人は敗因を分かっている。「最近は着が乱れているので地元戦の今回辺りから修正していきたい」と今回の地元戦で復活のキッカケをつかみたいようだ。 そして11レースからは佐藤真一(79期・東京)。前回の岸和田は1③の勝ち上がりで決勝戦は9着。「2月にあっせんが止まっていたので休養と練習に明け暮れてました」と練習漬けの一ヶ月間だったようだ。そして「前回から中18日あったので、ここに向けてみっちり(練習を)やってきました」と更に練習し、パワーアップ。リニューアルした佐藤真一からは3日間目が離せそうにない。
来月からはナイター開催が行われる京王閣競輪。昼開催は当分ないだけに見納めです。出来れば本場の方に足を運んでみてください
もう何度か書いているし、その出来事が本当に平塚競輪場であったのも怪しく、話すたび書くたびに面白おかしく誇張している気もするので、よそうかなとも思ったのですが、平塚に来ているのだからやっぱり喋りたくなった、あのことを。
二十数年前の競輪場には場内テレビというものが数えるほどしかなかった(もちろん大型スクリーンなんてものは皆無)。選手がゴールするとファンは皆テレビの下(たいていテレビは高さ3メートルくらいの台の上に置かれていた)まで走り、スロー再生に一喜一憂した。
平塚まで遠征(そんな気分だった、当時平塚まで行くのは)していたぼくと友人はダッシュでテレビの前まで走ってきた。差してるか粘ってるのか? スロー再生を待った。はじまった。コーナーを曲って直線、ガマンか、よしガマンだと二人飛び上がったら周りの様子がおかしい。スローVTRはまだ続いていた。あと二つのコーナーを経て直線に向くと、よし! とか粘れないかアなどと声が挙がった。
当時も今も三四コーナーからゴールまでがスロー再生の定番だ。しかしそこでは二コーナー手前からの映像が流れたのだ。つまりぼくらは最終バック線をゴール線と取り違え、間抜けな興奮を声にしていたことになる。
33バンクならそういうゴール前再生もあり得そうだし、どこか違う場所との記憶違いという可能性もある。しかし友人はあれは平塚だと言って譲らない。そしてぼくも平塚に行くとどうしても、あの滑稽な二人を思い出し笑いしてしまう。