小倉競輪祭 前々検日 （本田）

　今回で５回目の小倉競輪祭の取材参加。小倉竜二が節目の１００勝目をVで飾ったり、後閑信一が遅咲きのタイトルホルダーに輝いたり。色々な名場面はあったけど、いつも吉岡稔真はそこにいた。

　初めて僕が競輪祭を生でみたのは、競輪場がリニューアルしたドーム元年の時。まだ６日制で新人王戦なるものもあり、行われていたのは１月じゃなく１１月。その時の決勝は吉岡が先行し、自ら捲りを止めて１着失格。そして昨年は予選スタートの吉岡がいて、記者の集まる数は一番多かったのを覚えている。いつでも話題は「小倉競輪祭」=「吉岡」だった。
　しかし今年はもういない。果たして誰が主役を務めるのであろうか？正直楽しみで、早々と小倉の地に立っている。

松戸 F１ 2日目 （本田）

　小倉競輪祭前の開催とあって、S級戦は小粒。なので「勝負」はA級戦の方でしょう。

　まずは２Rの大野統通（８１期･栃木）。同県の小西茂に「自在にやると言っとけ」と言われた為に「自在」と言葉を発したが「もう自力はちょっと…。だから基本は番手勝負です」ときっぱり。ならば先行タイプの加藤浩次⑦の後ろに大野③が飛び付き⑦=③から。
　そして４Rは昨日共倒れの神奈川コンビが再度一緒。「また先行します」と松井佐智夫（７７期）が言えば「今度こそしっかり（ワンツー）決めるよ」と小林睦明（４９期）が返す。この両者の③=⑦に再度期待したい。
　A級メインの８R･決勝戦からは地元の広田久将（８３期･千葉）をピックアップ。「２日間、平原（輝弥）さんにお世話になっているので神奈川コンビ（平原-星川淳）の後ろから。でも地元戦なので格好はつけたい」と目指すはV。「だから後ろになったら切り替えたり捲りも出さないといけない。でも平原さんが逃げてくれると思うので僕は三番手からコース探して突っ込む形となると思うけど」。ならば平原②-星川⑥の後ろから広田⑨の突っ込み⑨⑥、⑨②で。

　（財布の中身が）最悪な状態での競輪祭突入となってしまったが、もうすぐ給料日。どうにかなるでしょー。