取手 F２ ２日目 （本田）

　先日上野に「ダリ回顧展」を見に行った。元々そんなに好きな画風ではなかったのですが、滅多に本物をみられる機会がないので会場に足を運んだ。ひとつひとつみるに連れ、その気持ちは変わっていき、好きな画家のひとりに変わっていった。ザクロと時計を描いているのが多く、この二つをモチーフにしているのが気に入った。まぁ正直、ザクロには色々な意味があって…。絵画に詳しい人に聞いてみて下さい。ちなみに「ダリ回顧展」は明日の１月４日までです。行ってない方は明日の午前中に上野に行き、ダリをみてから常磐線に乗って取手に足を運んでみてください。車券を買う「思考回路」が変わって、当たりまくるかもしれませんよ。

　今日のメインは準決勝３つ。まず８Rは三番手を奪って坂木田雄介（７８期･千葉）がひと捲り。「想定内の展開でした。スキがあれば内を追い上げて中団を取ろうとおもっていたし」とニヤリ。マークした野村純宏は離れながらも２着キープし、これに続いた山田昌之（４８期･静岡）が３着に入り恵まれた。「いやー、脚がいいというよりツキがありますね。昨年は１回も優出なかったし、今年一発目で本当に恵まれた。ツキだけ」と笑顔。
　そして９Rは中団外併走から捲った竹内優也（８９期･北海道）が制した。「逃げた伊藤（太一）君のカカリがよかったので、捲れないと思った。三角でブロックされたら終わってましたね」と苦笑い。その状態なので当然「あまり調子は良くない。脚も回っていないし…」と決勝戦に不安を残した。２着に突っ込んだ野淵信栄（７９期･茨城）は対照的に笑顔がこぼれる。「いやー脚が軽いんだよね、軽すぎ。ここに来る前、４日くらい休んで娘の為にグアムにいったんです。それがリフレッシュになったのかな」との事。そして「グアムでお金使っちゃたし、その分稼がないと。そして２日目に当日欠場した朝秀（忠）さんの分まで頑張らないと」と目指すは地元V。
　最終１０Rは大塚英伸が捲って、南関ライン三人で上位独占だった。

　そして明日は決勝戦。やはり注目は無傷の勝ち上がりの坂木田雄介（７８期･千葉）。「確か２９歳から３０歳になる開催（京王閣）の時に予選１着、準決１着というのがあったのが最近だから、３年ぶりくらいの連勝（の勝ち上がり）です」との事。「正直体調は良くないんだけど、自転車はスムーズに伸びている。それには満足」と悪いながらも脚色は良さそう。初日特選と同じで坂木田②の後ろは松木明③-野村純宏⑦と並ぶなら、再度再現（初日ワンツースリー）だ。②=③⑦と②⑦③で。

　明日は立川記念の１１R併売が取手でも行われます。茨城･取手の期待の星･武田豊樹も⑤番車で出走。神山雄一郎①-坂本英一⑦を引き連れて、いいレースをしてくれるはず。期待しましょう。

取手 Ｆ２ 初日 （本田）

　浦和レッズが天皇杯を連覇。元々名門の三菱自動車だったが、プロ化してからはずっと低迷。Ｊ２にも落ちた。それが今では負けしらずと言っても過言ではない程の強さを見せつけている。これからも常勝・浦和であって欲しい。

　初日の動きが良かったのは伊藤太一（９１期・山梨）。先行し本線を不発に。そしてラインでワンツースリー（本人は３着）。「思っていた展開になりました。満足」と納得顔。初出走の取手バンクの踏みごたえを聞くと「普通」とひと言。そういえばこの人は日本大学で主将を務め、４０００Ｍの競技で実績のあった人。「その時にここ（取手バンク）で何回か走っているんですよ、小さな大会でしたが。だから初めてではないんです」との事。そして準決勝の戦い方を聞くと「当然先行したいんですが、相手の方がテクニックあって今までは逃がさしてもらえてない。今日（初日）みたく先行できれば何とかなると思うんだけど。だから気持ちは先行」と力強く話してくれた。明日の９Ｒ④番車で出走します。この番手回る水島洋一の②番車から買ってみてはいかがですか。